2014/07/23

ヨシオカケン

みなさんこんにちは。今回は吉岡研究室について紹介させていただきます。

吉岡研究室の主な研究分野は建築計画学、人間工学です。
建築計画学については中山研、柳澤研の方がすでに紹介されたので今回は人間工学について少々。


人間工学(にんげんこうがく)は、人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるように物や環境を設計し、実際のデザインに活かす学問である、、、とwikipediaには記述されていますが。

つまりは、


座り心地が良さそうな椅子のデザインや



クリエイティブな発想の予感を感じさせるお洒落なオフィスの色彩デザインと、

身体的側面から心理的側面まで幅広く、人間が事物から与えられる影響を追求することが人間工学の扱う分野になってきます。



吉岡研の特徴といえば、上記のような多岐にわたる人間の特性を分析するために、普段見ることのない様々な装置を用いる事でしょう。今回はいくつかその装置を紹介します。

まずはこちら


帽子に先に取り付けられたものがアイカメラ(NAC EMR-9)です。装着者の視点を軌跡を記録する事ができます。











次はこちら


、、少し怪しいですが、装着者の視野を任意に制限することができる便利な装置です。













次の装置はすごいです


見た目はかなり怪しいですが、自由な注視方向でVR(virtual reality)空間を体験できるハイテク装置(OCULUS)です。

昔、「世にも奇妙な物語」の題材にもなった装置ですね。現実から逃れるためにVR空間に依存し始めた主人公が印象的でした。


そのリアリティはこちらの体験動画から
<iframe width="560" height="315" src="//www.youtube.com/embed/o6r7Vg7zbHg" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>















次が最後の紹介です。


見た目はもう大変な事になってますが、これは上の(OCULUS)をも凌ぐ最新ハイテク装置です。

(OCULUS)ではバーチャル空間の移動体験があらかじめ設定されているのに対し、この装置はバーチャル空間内で装着者が自由に移動体験をすることができます。

また同時に、注視の軌跡や、首の可動軌跡、バーチャル空間内における歩行軌跡も記録する事ができるすごい装置なのです。



実験風景です。さまよっているようにしか見えませんが被験者自身はバーチャル空間の中に入り込んでいます。









今回紹介したような様々な装置を駆使しながら、吉岡研究室では多岐にわたる研究を行っています。

体感時間、体感速度、空間の重心移動、浮遊感、周辺視、と建築だけには留まらないテーマで研究を行える事が吉岡研の魅力ではないでしょうか。

また現在、研究室では各個人が論文作成に向けて実験を行っており、協力していただける方を募集しています。今日紹介した装置や研究に興味がある方はぜひ吉岡研に足を運んでみてください。

以上、吉岡研学部4年の岡からでした。








p.s.実験装置紹介の撮影にご協力いただいた修士一年の高橋さん、ありがとうございました。
(文責 岡)



ありがとうございました!
いまや、室内に居ながらにしてジェットコースターを体験できる時代なんですね!(動画見てね!)
これを使えば、建築を建てる前からその空間を「感じる」ことができる!すっっっげー!!!
(興味がある人は実験に参加しましょう)


さて次回は構造系のトリ「和泉研」です!
この研究室には優秀なひとしか入れないイメージがありますが...
実際はどんなことをやってるんですかね?興味あります!!!
お見逃しなくー!
(文責 関)