2014/11/13

福川研 まったり信州10日間


 こんにちは。
 福川研究室の臼井です。
 今回は、9月末から10月頭にかけて、長野県小諸市で行った活動について紹介したいと思います。

 私たちが関わらせていただいたのは、小諸市のお祭り「信州小諸城下町フェスタ」というもので今回で3回目の開催でした。内容をざっくり説明すると、市内にある、現在使われていない町家や蔵などを使って、工芸製品等の展示・販売、アンティークのお店やカフェの営業を行い、商都小諸の魅力をフェスタに来てくださった皆さんに感じてもらおうという企画です。
 
 その中で私たちが担当したのが「小諸宿脇本陣」です。




 ここは江戸時代に母屋、明治時代に離れが建てられた建物で、参勤交代の時に大名が泊まったり、宿として使われていたり、まちの子供たちが遊びに来たりと地域住民に長く親しまれてきた建物です。
 しかし、人が住まなくなってからは閉め切られてしまい、地域の方も中の様子がわからない状態でした。さらに昨年、市が買い取ったのですが、予算やその他の都合上放置されていました。
 そんな時あるきっかけで私たちの研究室が脇本陣にかかわらせてもらうことになり、先輩たちが掃除・実測、そして今年6月には現地の方々に改修提案をプレゼンするというように、この建物がこれから実際に使われていくきっかけとなるような活動をしてきました。
 今回はこの建物をまずは公開し、さらに「実際に使われていくとしたらこんなかんじ」というものを見ていただけるような企画や工夫をして、訪れた方々を迎えました。

 それでは簡単に期間中の様子を見ていきましょう。
 脇本陣では私たちの他にも2組の作家さんがご自身の作品の展示と販売を行っていました。
 まず陶芸家のイギリス人女性の方です。旦那さんが日本人ということもあり、日本語ペラペラのとても面白い方です。
 陶器はとても丁寧に作られており、土へのこだわりもかなりおありのようで、とても立派な作品ばかりでした。
 

もうひと組は夫婦でカフェ兼ガラス工房をやっていらっしゃる方々です。
 まず、この方々は掃除の仕方からガラス(食器に限らず)の扱い方まですべてのことに関して丁寧で、人間的にもとても尊敬できる素晴らしい方たちでした。
 そんな人たちがつくるガラス細工は美しくないわけがありません。様々な模様のガラスはテーブルに落とした影までも美しく、見る人々を魅了していました。


 そして本題の(ここまでが長かった…)私たちの活動の様子です。
 主な活動としては、建物内の案内とカフェ営業、改修提案の展示、絵葉書企画、蔵での映画上映でした。今回は福川研のメンバーが少なかったのでとなりの岡部研はじめ、色々な方に手伝っていただきました。




訪れた方の中には、近くに住んでいるけど建物に入ったことはなかったり、昔遊びに来たことはあるけど入ったのは久しぶりという方も多く、また、地元の方は歴史も詳しい方が多かったので、ガイドしているようでむしろ私たちの方がいろいろなことを教えていただくような感じになってしまうこともありました。
 カフェはメニュー豊富で、先のガラス工房の奥様においしいコーヒーのいれ方を伝授していただいたこともあり、なかなか繁盛していました。
 今回小諸の方々には大変お世話になり、私たちもとても助かることばかりでした。そしてこんな感じで地域の方々と協力してひとつのものを作っていくということがとても面白いことだと感じました。
 多分来年も何らかの形で小諸に関わると思うので、機会があればぜひ参加してみてください!
 と、ここまで真面目に書きましたが、実はこれは期間中の出来事のほんの一部でしかありません。私たち(私だけ?)が日々楽しみにしており、かなり重きを置いていたことがほかにもあるのでささーっと紹介します。
 まず、私たちが期間中無料で宿泊させてもらっていたのが、今はもう使われていない旧ホテル小諸です。とりあえず立派。ところどころホラーな場所もありましたが、とっても快適に過ごせました。
 つぎは「あぐりの湯こもろ」。温泉です。毎晩絶景を眺めながら露天風呂につかりました。ついつい長湯してしまい最後はギリギリ追い出されることも多かったので、一秒でも長く入っていられるように毎日ここまで車を飛ばしました。
 お風呂上がりの牛乳は最高です!!

 そして欠かせないのが脇本陣での(大きな声で言っちゃダメです)夜の飲み& wii大会!笑 
江戸時代の建物で現代のゲームをやる感覚は何とも言えません。
 これで一日の疲れリセットです← 
 マリオカートが楽しすぎたのでわがまま言ってひたすらやらせていただいてました笑
 以上フェスタの様子でした。
 今年で福川研はなくなってしまいますが、これからもいろんなフィールドで楽しい活動どんどん続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。
 長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
(文責 臼井)

やっぱりマリカー町屋とか蔵とかいいですよね〜
陶器とか萌ポイントすぎてもう!
真面目に活動して、真面目に遊ぶ!これがいいんですよ!

最後にちょいと、研究室のお話をば...
私たちが今の研究室に配属されてから一年が経とうとしています。早い。。。
ということは後輩達が研究室を悶々と考えているころでしょう!
研究室の選び方 で重要なことは(あくまで個人意見)
①活動内容・頻度
②先輩・研究室の雰囲気
③先生に関するもろもろ
...だと思いますよ!
①はみんな気にしてる気がするけど、実際研究室に遊びにいって、先生や先輩と話した方が自分にあった研究室が見つかるかも!
どこの研究室に行っても楽しいとは思うけれども、それが将来やりたいこととか就職先とか「建築展」へ大きく影響していると、ほんっとに思うから勇気を出して研究室の扉をノック!
(文責 関)