2014/06/04

川瀬研究室でーす!

みなさんこんにちは!
建築設備界の重鎮、川瀬貴晴教授率いる、川瀬研究室です。

川瀬研究室は宗方研、林研とともに、千葉大で数少ない環境・設備系の研究室です。
この研究室では、主に熱や空気の環境を改善する上で必要になる空調システムや換気システムなどで、最新の手法や、建築事例等を取り上げ、各自の昨今に対する問題意識を優先させながら建築設備のあり方を研究しています。

建築を人間に例えてみると、、、(あくまで例えですよ)
行く場所だったり、そこでする行動を考えて髪型とか服装とかメイクとかコーディネートしますよね。
このときにコーディネートする姿・格好・立ち居振る舞いは建築意匠。
次に、せっかくお洒落したけど、立って歩かないとみんなに見てもらえないですよね。
安全を確保しながら人間を不自由なく自立させたり動かせる骨組は建築構造。
で、本来これあってなんぼでしょってやつ。人間って心臓動いて息してなきゃ死にますよね。
この、生命を維持する呼吸器官、臓器、血管が建築設備に当たります。

呼吸器官や臓器や血管はただあればよいのではありません。
食べるものも管理しないと血管の中に綺麗な血が流れないし、最近みたいに暑いときに水分補給しないと熱中症で倒れちゃいます。吐く息がくさいのもいやでしょ。
この体の健康管理が、建築のエネルギーマネジメントや排出CO2制御に相当します。
体の各々の機関を、健康になるようにシステム化すること。これが建築設備計画です。

例)シミュレーションツールのCFD(気流・温度分布解析ソフト)映像↓





(自然換気が上手くいってるかどうか確認するため4年生がモデリングしたものです。)

よって、建築の設備をないがしろにすることは、人の命をもてあそぶほど危険ということですね^-^
地味じゃないよ!かなり大切だよ!ってことが分かってもらえれば幸いです。

さて、川瀬研究室では、この研究室を筆頭にソーラーデカスロン2014フランス大会という国際コンペが水面下で進行中で、6月下旬からフランスにて学生達による施工が始まります。
この大会は、太陽光利用の普及・啓発と学生の教育を目的に、2002年にアメリカ合衆国エネルギー省が始めた国際大会で、これまでアメリカで5回、ヨーロッパで2回の開催歴があり、千葉大学は昨年9月にスペイン・マドリードで開催された2012年スペイン大会に続いて二度目の出場となります。
千葉大学は日本で唯一の参加校となります。

この大会は、主に僕たち学部4年生というより、院生が動いていることが殆どです。
(千葉大学「ルネハウス」のロゴマーク)

そんな僕たち4年生が現在活動していることを紹介します。

先ほど説明したソーラーデカスロンの前身である、エネマネハウス2014という①エネルギー、②ライフ、③アジアというテーマの、ZEH(net Zero Energy Houseゼッチ:住宅内の消費エネルギーが発電等で創出したエネルギーによって正味ゼロになる住宅)のコンペが1月から2月にかけて東雲のビックサイトで行われました。
(僕たちも施工の手伝いにいきました。)

そして、そのエネマネハウスの展覧会が6月中にあり、その準備やらなんやらで宗方研とか後輩など川瀬研以外にも手伝ってもらいながらあくせくしています。

でも…、、、ついに一番大変な模型終わったー!!↓
(今回作ったのはフランスで建設予定のルネハウス。)

なぜ4年生がやってるかって?院生がデカスロンで忙しいから、4年生がやったらいいんじゃんって川瀬先生が^-^
(一段落終わって息絶えた3人)

あとは各人で研究内容を練る作業かな〜

では紹介以上でした!
川瀬研究室をどうぞよろしくお願い致します!
(文責  橳島)




ありがとうございました!
世界のデカスロンですからね。すばらしいです!
建築を人間に例えると〜のくだりが個人的に好きでしたよ!!!

さて、次回は歴史系研究室「潁原研究室」です!
千葉大建築学科の妖精と言えば潁原先生!!!...だよね
次回もお見逃しなく!!!
(文責 関)